解説

中国恒大の債務問題は金融危機を招くか

短中期的には鎮静化も、長期的なモニタリングが必要に

みずほ証券 チーフクレジットストラテジスト /大橋 英敏

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

中国恒大集団(China Evergrande Group)の信用不安がグローバル金融市場で注目されている。不動産市況悪化が金融システム不安をもたらす「伝播リスク」がくすぶるなか、過去に生じた「金融危機の類型化」アプローチを採用して今後のシナリオを考察する。短中期的には市場の注目度は低下すると予想しつつ、長期的に意識すべき論点も整理したい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

おおはし ひでとし
91年日本生命保険入社、00年モルガン・スタンレー証券(現モルガン・スタンレーMUFG証券)にてクレジットストラテジスト業務を開始。投資助言会社経営を経て15年12月から現職。著書に『クレジット投資のすべて』など。