解説

クレディ・スイス報告書が突き付けたアルケゴス問題の「核心」

本邦金融機関の内部統制と当局のモニタリングは十分か

金融ジャーナリスト /岩川 知樹

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クレディ・スイスが7月下旬に公表した報告書により、アルケゴス問題で同社が6,000億円もの損失を出した根本的な原因は、同社の内部統制機能の不全にあることが明らかになった。監督当局にとっては、金融機関により高度なリスク管理体制整備を求めることや、海外拠点へのモニタリングを行うことの難しさも浮き彫りとなった。リーマン・ブラザーズ破綻の教訓が生きたとはいえず、問題は根深い。同じく巨額損失を出した本邦金融機関と監督当局がアルケゴスの破綻から何を学ぶか、その検証が急務である。

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