解説

個人の信用力を可視化する「信用スコア」の可能性

AI活用で将来性を加味し、若年層向けローンへの活用も

ZUU CEOオフィス データビジネス準備室 /妹尾 奈々

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AIとビッグデータを用いて個人の借入返済能力等の信用力を可視化する「信用スコア」は、米国や中国で広く普及し、金融に加えて日常生活やライフイベントなどでも活用されている。一方、日本ではまだ認知度が限定的である。信用スコアは、銀行にとっては従来のカードローンのイメージの刷新や審査の精度向上、ほかの金融商品への展開、マーケティングへの利活用などが想定できるほか、金融以外の業界においても活用が期待できる。本稿では信用スコアの概要を整理した上で、今後の活用の展望と当社の取り組みについて紹介したい。

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せのお なな
一橋大学卒業後、三井住友銀行入行。法人営業、個人向け運用商品の販売推進、大企業向け融資審査等を経験後、20年ZUU入社。ソーシャルレンディングを中心とした金融サービスおよび信用スコア事業の企画・推進を担当。