解説

地域金融機関の有価証券運用高度化に資する「債券ETF」

金融危機時に流動性を確保、東証でも市場が急拡大

ブラックロック・ジャパン ETF事業部 ヴァイス・プレジデント /佐々木 康平

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

成長を続けるETF市場で、債券ETFへの資金流入が顕著だ。債券ETFは、昨年3月のコロナショック時、個別債券より高い流動性と透明性、価格発見機能を投資家に提供した。債券ETFの活用は、グローバルな投資家のみならず、有価証券運用の基本が債券である地域金融機関において、債券ポジションの機動的な変更、日本国債よりも相対的に利回りの高い市場への資産配分など、広く分散されたエクスポージャーの獲得に資する。分配金が普通分配金となり、特別分配金(元本払戻金)に該当しないといった利便性もある。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

ささき こうへい
07年筑波大学社会工学類卒、三菱UFJ投信(現三菱UFJ国際投信)入社。インデックス運用部、商品企画部等で、主にインデックスビジネス業務に従事。20年にブラックロック・ジャパン入社、現職。