特集待ったなしの事業再生

事業再生のカギは銀行のCX実現にある

「引き算型」だけでは難しくなるコロナ禍の事業再生

経営共創基盤 CEO /村岡 隆史

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経済・社会の在り方が大きく変化したコロナ禍において、不採算事業や過剰債務を処理するこれまでの「引き算型」の事業再生だけでは、企業を再生させることは難しいと考えられる。企業のビジネスモデルがリアルとバーチャルを組み合わせたハイブリッド型へと移行するなか、企業が取り組むデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することが事業再生においても重要となっており、銀行がDX支援を行うためには、自らが環境変化に対応し続けられる組織へと変わるコーポレートトランスフォーメーション(CX)が必要だと考える。

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むらおか たかし
東京大学農学部卒。三和銀行、モルガンスタンレー証券を経て、産業再生機構に参画。三井鉱山、ミサワホーム、ミヤノ、ダイエー等の案件を統括。IGPI設立後は、数多くの企業の構造改革や事業再生に関わるほか、中国・アジア諸国でのM&A・投資、成長戦略立案プロジェクトを多数統括。INCJ社外取締役、新日本工機社外取締役、池貝社外取締役、元金融庁参与。UCLA経営学修士(MBA)。