特集出でよ! 日本の金融プラットフォーマー

プラットフォーム規制と金融ビジネスの今後

〈インタビュー〉「プラットフォーム型金融モデル」の健全な発展に向けたルール形成

森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士 /増島 雅和

マネーフォワード 執行役員CoPA /瀧 俊雄

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今年12月をメドに金融サービス仲介業が創設されることで、一つの登録の下で金融4分野の商品をワンストップで提供できる「金融プラットフォーム」への道が開ける。一方、すでに大量のユーザーを抱えている大規模プラットフォーマーが新ライセンスのもと金融業に本格参入すると、プラットフォーマーが手掛ける領域における競争環境をさらに悪化させる可能性がある。今年2月に施行されたデジタルプラットフォーム取引透明化法は、こうした事態に対処するためのルールであるが、運用は緒に就いたばかりであり、その実効性に対する評価はこれからだ。プラットフォーム型金融モデルの健全な発展のためのルール形成は、どうあるべきか。フィンテック企業を支援し、ルール作りにも携わる立場の増島雅和氏、プレーヤーとしてプラットフォームをつくる立場の瀧俊雄氏に、プラットフォーム規制と金融ビジネスの今後について語ってもらった。

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ますじま まさかず
00年東京大学法学部卒、06年コロンビア大学ロースクール修了。06~07年Wilson Sonsini Goodrich & Rosati法律事務所(カリフォルニア州パロアルト市)にて執務。10~12年金融庁監督局保険課および同局銀行第一課に出向(課長補佐)。経済産業省「デジタル市場による問題解決と次世代取引基盤に関する検討会」メンバー、内閣官房「トラステッドウェブ推進協議会」委員など公職多数。

たき としお
04年慶應義塾大学経済学部卒、野村証券入社。野村資本市場研究所にて家計行動、年金制度、金融機関ビジネスモデル等の研究に従事。スタンフォード大学にてMBA取得後、12年にマネーフォワード設立に参画し、取締役兼フィンテック研所長として政策関連活動を担当。21年2月から現職。電子決済等代行事業者協会代表理事。