グローバルリサーチ研究所 代表 /青木 武
グローバルリサーチ研究所 代表 /青木 武
投稿日2021.04.02. /週刊金融財政事情 2021年4月6日号
米欧の若い世代の間で、ECサイトでの決済時にクレジットカードでない「後払い」サービスを利用するケースが増えている。こうした支払い手段は「バイナウ、ペイレイター」(buy now, pay later=BNPL)と呼ばれており、「今買って、後で支払う」の意味だ。BNPLはすでにECサイトの決済手段の一つとして、国際ブランドの各種クレジットカードやアップルペイ、アマゾンペイなどと並んで組み込まれており、主に少額・短期の分割払いにおける新しい潮流となりつつある。2025年には、世界のBNPL決済額が米国でのビザカードの利用額に匹敵するとの予想もある。
あおき たけし
89年慶應義塾大学卒、99年ニューヨーク大学経営学修士(MBA)。89年全国信用金庫連合会(現信金中央金庫)入社。ニューヨーク駐在研究員などを経て09年退社。同年グローバルリサーチ研究所をニューヨーク地区に設立し、米国金融調査・コンサルティング業務に従事。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年4月6日号