解説ワンポイント・レク

「重要情報シート」の留意点とケーススタディー

金融庁 企画市場局 市場課 市場企画管理官 /永山 玲奈

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2021年1月15日に改訂された「顧客本位の業務運営に関する原則」では、金融事業者が複雑またはリスクの高い金融商品を販売する際には、顧客の理解が進むように配慮した「資料」を用いることが推奨された。同原則の改訂を議論した金融審議会の市場ワーキング・グループは、その資料として「重要情報シート」の活用を求めており、実務での対応が不可欠となっている。重要情報シートを活用することの意義や留意点について、金融庁の担当官に聞いた。(編集部)

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ながやま れな
03年東京大学法学部卒、金融庁入庁。金融庁監督局銀行第一課課長補佐、同庁総務企画局政策課・総務課課長補佐を経て、16年OECD日本政府代表部 一等書記官。19年7月から現職。