特集観光業再興への道

Go Toトラベル事業の功罪とあるべき観光支援策

マイクロツーリズムの振興につながる「Go To」への見直しが不可欠

国際カジノ研究所 所長 /木曽 崇

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Go Toトラベル事業はコロナ禍にあえぐ観光業界の救世主となったが、同時に必要な改革を先送りさせる負の側面をもたらした。コロナ禍が長期化するなか、政府の補助金事業だけでは観光産業の再生は図れない。政府は、近隣地域を旅行先とする「マイクロツーリズム」の普及促進や、観光施設を対象とした特別減税措置など政策的なパッケージを導入する必要がある。Go Toトラベルについては、観光業界が必要な改革に取り組むてこの役割を果たすような制度にあらためるべきだ。

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きそ たかし
ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者にて内部監査業務を勤めた後に帰国し、04年エンタテインメントビジネス総合研究所入社。国内外の各種カジノ関連プロジェクトに携わる。11年国際カジノ研究所を開設、所長に就任。