解説

対応急務! 投資信託や組合出資の時価に関する適用指針案

時価算定困難な投信も算定対象、財務的影響を早期に確認せよ

あずさ監査法人 シニアマネジャー /鈴木 和仁

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企業会計基準委員会(ASBJ)は、2021年1月18日に、「時価の算定に関する会計基準の適用指針(案)」(以下、本公開草案)を公表(注)した。これは投資信託と組合出資の時価の取り扱いを明確化するもので、おおむね1年をかけて検討した結果に基づき、提案された。本稿では本公開草案の概要を紹介する。なお、文中の意見に関する部分は筆者の私見であることを、あらかじめ申し添える。

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すずき かずひと
同監査法人に入所後、金融機関の監査業務等に従事。11~13年金融庁総務企画局(現企画市場局)企業開示課企業会計専門官、18~19年企業会計基準委員会専門研究員等を経て現職。