特集観光業再興への道

国内観光業がコロナ前の水準を取り戻すための必要条件

「3密」回避などの安心感醸成がインバウンド復活にもつながる

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 調査部 研究員 /丸山 健太

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2020年は新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、日本経済にも大きな打撃を与えた。人々の移動が制限され、とりわけ宿泊・飲食サービスといった対面型サービス業において深刻な影響が生じた。今年の年初には大都市圏を中心に再び緊急事態宣言が発出され、国内でも変異種の確認が相次ぐなど、予断を許さない状況が続く。本稿では日本の観光市場について概観し、新型コロナによる影響を確認した後、観光市場の短期的な見通しと中長期的に目指していく方向性について考えてみたい。

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まるやま けんた
16年早稲田大学政治経済学部卒、18年同大学院経済学研究科修士課程修了後、三菱UFJリサーチ&コンサルティング入社。日本経済(主に外需、国際収支動向)を担当。北京大学国際関係学院法学学士(双学位)。