解説

苦境に立つ中小企業への金融・本業支援事例

資本性劣後ローンを活用した地域金融機関との連携も

商工組合中央金庫 常務 /小野木 哲也

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年明け早々に2回目の緊急事態宣言が発令され、中小企業はコロナ禍への長期戦を強いられている。当金庫はこのような中小企業に対し、危機対応業務の指定金融機関として、資金繰り支援に加え本業支援を通じた経営改善・事業再生支援に取り組んでいる。コロナ禍を契機に問われているのは、企業のコーポレート・トランスフォーメーションに貢献しようという覚悟である。本稿では、以前からの当金庫の取り組みを振り返りつつ、コロナ禍における支援の事例を紹介したい。

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おのぎ てつや
86年入庫。興銀インベストメント出向、新事業支援室、システム部等を経て、09年尼崎支店長、11年東京支店営業部長、13年業務推進部、14年福岡支店長、16年審査第二部長、17年執行役員審査第一部長。18年から常務執行役員ファイナンス本部長(現職)。