解説

ATMネットワークを活用した少額決済基盤の可能性

低コスト・高セキュリティーのデジタル決済インフラの提供

ローソン銀行 執行役員 デジタル金融事業部長 /髙木 文隆

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2020年9月に発覚したドコモ口座の不正利用によってセキュリティーへの関心が高まった。決済サービスを提供する金融機関や事業者は、これまで以上に安心して取引ができる決済環境が必須になる。当行がATMネットワークをデジタル化させて開発した「即時口座決済サービス」は、安価な接続コストで決済事業者や提携金融機関に安全な決済環境を提供するものだ。本サービスをよりオープンなものとし、機能強化のアライアンスを進めることで、金融サービスのデジタル化を支える少額決済インフラとしての可能性を目指したい。

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たかぎ ふみたか
93年3月法政大学経営学部卒業後、旧八千代銀行、ソニー銀行を経て、18年4月ローソンバンク設立準備会社入社。18年7月執行役員、19年7月から現職。