特集「地域経営人材」確保への挑戦

「先導的人材マッチング事業」の実績と今後への期待

地域金融機関によってノウハウや本気度には大きな差

内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局 企画官 /笹尾 一洋

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地域金融機関においては、取引先企業の資金繰り支援は当然として、その後の企業内変革、収益体質の強化(返済財源の捻出)などサステナブルな「本業支援」に当たっては、すべてに共通する「ヒト」に関する支援が重要な取り組みの一つとなる。本稿では、その一助となる「先導的人材マッチング事業」の狙いや概要、これまでの実績や気付き、今後への期待などについて説明したい。

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ささお かずひろ
99年慶應義塾大学経済学部卒業。政府系金融機関にて法人融資、官庁(経産省、金融庁)出向、経営企画・ALM業務等に従事。金融庁では、中小企業金融、REVIC監督、顧客本位の業務運営、有価証券運用等モニタリング、仮想通貨交換業者監督等に従事後、前任は監督局銀行第二課に在籍。19年7月から現職。