解説

企業年金制度の不公平を解消し、機動的運用を実現する制度改正

働き方の多様性に配慮した「穴埋め型」で資産形成を後押し

フィナンシャル・ウィズダム 代表 /山崎 俊輔

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企業型確定拠出年金(企業型DC)・確定給付型企業年金(DB)、個人型確定拠出年金(iDeCo)には税制上の優遇措置があるが、制度設計上、誰もが平等に優遇を受けられるものではなかった。そのため、公平性を確保する見地から、2020年5月の法改正、12月の21年度税制大綱により、企業型DC・DB・iDeCoの在り方が大きく見直された。本稿では、これらの改正事項と今後の展望について解説したい。

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やまさき しゅんすけ
95年中央大学法学部卒。同年企業年金研究所入社。その後、FP総研を経て01年に独立。投資教育の観点から、年金・ライフプラン知識の個人に対する普及に務める。企業年金連合会調査役(DC担当)、厚生労働省DCの運用に関する専門委員会など歴任。