解説

マーケットの不安にあらがえず、潮目が変わった不動産市場

限られた「勝ち組セクター」にバブル発生の懸念も

ニッセイ基礎研究所 金融研究部 准主任研究員 /渡邊 布味子

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コロナ禍による人々の不安は不動産市場にも影響を与えている。ホテルや商業施設の収益性が低下し、オフィスも収益低下の懸念が生じている。経済回復の予測は難しいが、停滞するセクターの収益が回復するまでには相当時間を要する見込みである。一方で、物流施設と住居には購入需要が集中しており、新たなバブルを生む可能性がある。市場参加者は、より物件を選別していく必要があるだろう。

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わたなべ ふみこ
三菱UFJ銀行、総合不動産会社を経てニッセイ基礎研究所に入社。金融と不動産の実務に基づく知識と経験をもとに、不動産市場や不動産に関わる分野を分析している。不動産鑑定士、宅地建物取引士、不動産証券化協会認定マスター、日本証券アナリスト協会検定会員。