KPMGジャパン/あずさ監査法人 マネージング・ディレクター /山﨑 千春
KPMGジャパン/あずさ監査法人 マネージング・ディレクター /山﨑 千春
投稿日2020.10.30. /週刊金融財政事情 2020年11月2日号
資金移動業者のキャッシュレス決済サービスを通じた銀行口座からの不正出金が社会問題化している。コロナ禍の下、金融サービスの非対面化・デジタル化の流れは不可避であると同時に、セキュリティーの脆弱性を突いた不正リスクに常にさらされることになる。これに対応するには、本人確認のデジタル化に伴う相互運用やライフサイクル管理に潜むリスクの適切な理解が重要であり、事業者間の協調と責任分担の明確化が求められる。
やまざき ちはる
大手邦銀等に勤務後、06年あずさ監査法人に入所。金融機関向けレギュラトリー・コンプライアンス全般についてのアドバイザリーを専門とする。特にRegTech、AML/CFT、コンダクト・リスクに対する管理態勢構築支援等の経験豊富。公認不正検査士。ACAMS認定アンチ・マネー・ローンダリング・スペシャリスト。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年11月2日号