特集フィンテック 選別の時代へ 

コロナ禍で問われる「脱フィンテック」

「期待先行」から脱し、マネタイズ可能な収益源を確保するとき

日本総合研究所 金融リサーチセンター長 /佐倉 勲

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

コロナ禍で、フィンテック企業を巡る環境は「選別」のステージに移りつつある。金融システムにおけるプレゼンスの向上により、収益面やガバナンス面で「成熟化」への要請も強まっている。今後、デジタル化の進展を捉えて成長を実現するためには、フィンテック企業の殻を脱して、「金融サービス業者」として強みのある持続可能なビジネスモデルを構築しつつ、既存金融機関との連携を深めることが重要だ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

さくら いさお
98年慶應義塾大学経済学部卒、さくら銀行(現三井住友銀行)入行。03年経営企画部金融調査室(東京)。ロンドン、ニューヨーク駐在を経て、20年4月から現職(三井住友銀行経営企画部企画第四グループ長兼務)。