解説

コロナ危機下で明暗を分けた国際資本市場の資金調達手段

債券・株式は活況も、先行き不透明でシ・ローンやM&Aは低調

リフィニティブ・ジャパン 社長 /富田 秀夫

リフィニティブ アジア太平洋地域 投資銀行コンテンツ 担当ディレクター /カテリーナ ギント・ロルダン

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新型コロナウイルス感染症の拡大による深刻な経済的影響に対処するため、政府・企業は多額の資金が必要となった。資本市場は都市封鎖による影響を受けながらも、その資金調達を円滑にサポート。しかし、中身を見ると、運転資金や手元流動性の確保に重きが置かれ、設備投資やM&A等、事業関連の資金調達は低調に推移している。株価急落による投資家心理の冷え込みで、IPO市場も負の影響を受けている。

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とみた ひでお
82年慶応義塾大学法学部卒。12年7月トムソン・ロイター・ジャパン代表取締役社長就任。19年3月同社の社名変更に伴い現職。日本投資顧問業協会理事。

カテリーナ ギント・ロルダン
現所属の前身のトムソン・フィナンシャル、トムソン・ロイター時代から、市場情報の収集、リサーチに一貫して従事。現在、東京をベースにアジア・太平洋地域の投資銀行関連情報を統括。