5月からスタートした民間金融機関の実質無利子・無担保融資の取扱件数が、開始早々、破竹の勢いで伸びている。事業者にとって無利子融資のメリットは大きく、申し込みが相次いでいることが背景にあるが、理由はそれだけではない。金融機関にとっても信用リスクがなく、確実に収益が得られるスキームであるため、営業攻勢を強めていることも大きな要因だ。ただ、旧債振替や貸出先の破綻による貸し倒れなども懸念されており、将来に禍根を残す可能性もある。
5月からスタートした民間金融機関の実質無利子・無担保融資の取扱件数が、開始早々、破竹の勢いで伸びている。事業者にとって無利子融資のメリットは大きく、申し込みが相次いでいることが背景にあるが、理由はそれだけではない。金融機関にとっても信用リスクがなく、確実に収益が得られるスキームであるため、営業攻勢を強めていることも大きな要因だ。ただ、旧債振替や貸出先の破綻による貸し倒れなども懸念されており、将来に禍根を残す可能性もある。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年6月15日号