経営共創基盤 CEO /冨山 和彦
コロナショックは、金融危機を引き起こし、地域金融機関の存立基盤を大きく揺るがす危険性がある。しかし、一方で地域金融機関にとって、地域経済の持続性と自らの事業基盤を強化する機会にもなり得る。ピンチをチャンスに変える発想で、今こそ攻めの経営へとかじを切る契機が訪れている。そのカギは、CX(コーポレートトランスフォーメーション)と、DX(デジタルトランスフォーメーション)である。
とやま かずひこ
東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、03年に産業再生機構設立に参画し、COO就任。解散後、07年にIGPIを設立。パナソニック社外取締役、東京電力ホールディングス社外取締役。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年6月15日号