特集金融サービスの手数料問題を考える

決済サービスの安全性と手数料の相克

手数料の高低は国のインフラ整備や事業モデル、安全性の違いに起因

決済サービスコンサルティング 代表  /宮居 雅宣

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昨今、「日本のキャッシュレス決済の普及が遅れているのは手数料が高いから」といった主張を聞く機会が増えている。しかし、手数料が安くても安全でなければ本末転倒である。手数料の水準について議論するには、日本における決済サービスの成り立ちや諸外国の決済システムとの違いをよく理解しておく必要がある。

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みやい まさのり
90年JCB入社。05年野村総合研究所入社。電子マネーの立ち上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事。17年には行政機関や決済事業者などが参加する「キャッシュレス推進検討会」を主催。19年決済サービスコンサルティング設立。『決済サービスとキャッシュレス社会の本質』(きんざい)を6月に刊行予定。