解説

ダブルギアリング規制見直しの概要

地域金融機関の将来にわたる健全性の維持と金融仲介機能の継続的発揮を期待

金融庁 監督局 総務課 健全性基準室 課長補佐 /小林 章子

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昨年8月に金融庁は「利用者を中心とした新時代の金融サービス~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(令和元事務年度)」(以下、実践と方針)を公表し、いわゆる地域金融機関向けパッケージ策の一環として、「ダブルギアリング規制の見直し」を盛り込んでいた。これを受け、金融庁は、2020年3月31日にパブリックコメントの結果とともに自己資本比率告示および監督指針の改正を公表した。本稿では、この結果を踏まえ、改正告示等の内容について解説する。なお、本稿において意見にわたる部分は、筆者の個人的見解である。

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こばやし あきこ
15年大和総研入社、法律・制度調査担当。出向により19年7月から現職。東京弁護士会所属。