解説

コア・イシューから考える地銀経営の「選択と集中」

業務プロセスの合理化や店舗の位置付けの変革が急務

和キャピタル 専務 /伊藤 彰一

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地域銀行と当局が深度ある対話を行う際の「地域金融機関の経営とガバナンスの向上に資する主要論点(コア・イシュー)」が公表された。地域銀行は、すでに各テーマに対応済みとの印象を持つかもしれないが、当局との認識には隔たりがある可能性も想定される。足元はコロナショックへの対応に追われるとしても、問題の本質は変わらない。本稿では、地域銀行の実態を想定しつつ、今後の経営上の主な論点を考察する。

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いとう しょういち
90年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)。同年三菱総合研究所に入所、金融機関向け経営コンサルティング業務等に従事。07年スパークス入社、地銀関連業務等に従事。16年和キャピタルを共同創業、専務取締役(現職)。