特集解禁進む銀行の副業・兼業

副業・兼業の門戸開放は個人や企業、社会にも大きな意義

総額1兆~2兆円の賃金増加をもたらす副業効果

みずほ総合研究所 経済調査部 主任エコノミスト /酒井 才介

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「人生100年時代」においては、一つの会社で職業人生を全うすることは難しく、働き手は自分のセカンドキャリアを計画的に設計する必要がある。こうしたなか、キャリア形成の手段の一つとして副業・兼業が注目を集めている。副業・兼業によるスキル獲得を通じて働き手の生産性が上昇すれば、日本経済の底上げにもつながる。本稿では、副業・兼業の実態を確認するとともに、こうした動きが広がる可能性について考えてみたい。

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さかい さいすけ
06年東京大学経済学部卒業、財務省入省。17年みずほ総合研究所入社、経済調査部配属。主な著書に『経済がわかる 論点50 2020』(東洋経済新報社、共著)など。