日本銀行 決済機構局 参事役 /小早川 周司
日本銀行 決済機構局 参事役 /小早川 周司
投稿日2017.12.11. /週刊金融財政事情 2017年12月11日号
現在、新しい情報技術を金融サービスに活用しようとするフィンテックの取組みが世界的に進められている。一部では中央銀行自らが発行する通貨をデジタル化するアイディアについても検討が進められている。日本銀行は現時点では中銀デジタル通貨を発行する計画を持ち合わせていない。しかし、こうした通貨の基盤となりうるブロックチェーン・分散型台帳技術については、やや長い目でみると、金融サービスのフロンティアを大きく広げていく可能性がある。
こばやかわ しゅうじ
一橋大学経済学部卒業後、英オックスフォード大学大学院にて経済学博士号を取得。調査統計局経済統計課長、企画局参事役等を経て14年から現職。CPMI傘下の各種部会のメンバーを務める。