解説

金融機関によるポイント活用の法的考察

ポイント付与、交換、運用時における規制上の注意点を押さえて対応すべき

岩田合同法律事務所 パートナー弁護士 /鈴木 正人

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野村総合研究所が2016年10月に公表した資料によると、国内11業界の主要企業が14年度に発行したポイント・マイレージの最少発行額は8495億円と推計され、2年度には約1兆1000億円に達すると見込まれている。金融機関は、ポイント・サービスを通じた顧客の囲込みや販売促進、広告宣伝等の施策に取り組む以外に、ポイント関連ビジネスとの協働を行う可能性も視野に入る。本稿では、金融機関によるさまざまなポイント活用について法的な考察を行う。

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すずき まさと
岩田合同法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士登録。10年4月から11年12月まで金融庁・証券取引等監視委員会事務局証券検査課で課長補佐および専門検査官として勤務。おもな業務は金融・証券規制、レギュレーション・コンプライアンス対応、ガバナンス構築支援、金融関連訴訟など。近時はフィンテック企業、スタートアップ企業の支援にも取り組む。