解説

「議決権個別開示元年」の総括と今後の課題

「目的をもった対話」の促進で企業と投資家の相互理解を深めよ

野村証券 エクイティ・リサーチ部 シニアストラテジスト /西山 賢吾

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2017年6月に開催された株主総会は、5月に改訂された日本版スチュワードシップ・コード(SSコード)において、「コンプライ・オア・エクスプレイン」ベースで機関投資家に対し個別企業、個別議案ベースでの議決権行使結果の開示が求められることになり、注目度がこれまで以上に高くなった。本稿では、機関投資家による議決権行使結果の個別開示の初年度を総括し、今後の注目点について述べたい。

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にしやま けんご
91年早稲田大学政治経済学部卒、野村総合研究所入社。大阪調査部、投資調査部等を経て、97年12月から現職。17年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(ファイナンス修士)。