解説

金融機関に求められる環境関連情報の開示

FSB報告書の公表も拍車をかけた投資家やNGOからの開示要求

三井住友銀行 国際審査部 国際環境室 室長代理 /吉川 聡一郎

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海外では、非財務情報の開示を企業に求める投資家やNGOなどのステークホルダーからの圧力が高まっている。とくに金融安定理事会の「気候関連財務情報タスクフォース」による報告書最終版が今年6月に公表され、足もとでは環境関連情報の開示要求が強まりつつある。金融機関はステークホルダーを主眼においた企業価値向上施策の一環として、環境関連情報開示の意義を見極め、経営戦略に反映させていくことが期待される。

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きっかわ そういちろう
05年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。14年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。日本総合研究所調査部出向などを経て16年4月から現職。日本証券アナリスト協会検定会員。