銀行の国内リテールビジネスが大きな転換期を迎えている。収益を牽引してきた銀行カードローンが頭打ちとなり、住宅ローンや投信・保険販売も収益性が悪化したことで、「リテール部門の赤字化が数年内に迫っている」(銀行アナリスト)との見方もある。こうしたなか大手行では、フィンテックを活用して事務コストの削減に乗り出しているほか、地方や不採算店舗を削減する動きも出始めている。マイナス金利政策が長期化しそうななか、抜本的な経費構造改革が進んでいる。
銀行の国内リテールビジネスが大きな転換期を迎えている。収益を牽引してきた銀行カードローンが頭打ちとなり、住宅ローンや投信・保険販売も収益性が悪化したことで、「リテール部門の赤字化が数年内に迫っている」(銀行アナリスト)との見方もある。こうしたなか大手行では、フィンテックを活用して事務コストの削減に乗り出しているほか、地方や不採算店舗を削減する動きも出始めている。マイナス金利政策が長期化しそうななか、抜本的な経費構造改革が進んでいる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2017年10月9日号