解説

地域銀行の次世代ビジネスモデル考

期待される「地域のプラットフォーマー」の役割

金融庁 金融研究センター 特別研究員 /木村 昌史

前金融庁 金融研究センター 兼同監督局監督調査室 課長補佐 /冨田 尚子

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フィンテックに代表されるような次世代テクノロジーの台頭により、新しい金融ビジネスが創出されつつある。金融庁金融研究センターでは、地域銀行において、こうした次世代テクノロジーを導入することで、将来に向け、どのような新たなビジネスモデルを描くことができるのかということについて調査研究を行った。地域銀行は今後、次世代テクノロジーを積極的に導入していくことにより、タイムリーな情報の収集と、収集した情報の営業活動への活用、そしてさらなる業務効率化を実現する、いわば「地域のプラットフォーマー」としての役割を担うことが期待される。

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きむら まさふみ
06年日本銀行入行。銀行決算や金融システムの調査分析のほか、メガバンクとのRM業務に従事。その後、外資系戦略コンサルを経て、現在は、外資系情報通信会社のファイナンスマネージャーとして各業界のデジタライゼーションに関与。

とみた なおこ
産業再生機構などを経て、16年金融庁入庁、17年から金融庁金融研究センター兼同監督局監督調査室課長補佐。金融庁金融研究センター「金融機関による事業性評価の定着に向けた採算化にかかる分析・考察」(18年9月公表)の執筆を担当。