株式市場の「適温相場」が転機を迎えている。米利上げ加速観測を契機に米国株が過去最大の下げ幅を記録し、瞬く間に世界中に株安が広がった。しかし、企業業績は堅調なため、今回の株価急落は「割高感・上昇スピードの調整」との見方が強い。当面はボラティリティの高止まりが続くとみられるが、株式市場が疑心暗鬼を乗り越え、市場が適温相場から「業績相場」に移行できるかが今後の焦点となる。懸念すべきは、業績相場への移行前に本格調整が訪れることだ。
株式市場の「適温相場」が転機を迎えている。米利上げ加速観測を契機に米国株が過去最大の下げ幅を記録し、瞬く間に世界中に株安が広がった。しかし、企業業績は堅調なため、今回の株価急落は「割高感・上昇スピードの調整」との見方が強い。当面はボラティリティの高止まりが続くとみられるが、株式市場が疑心暗鬼を乗り越え、市場が適温相場から「業績相場」に移行できるかが今後の焦点となる。懸念すべきは、業績相場への移行前に本格調整が訪れることだ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年2月19日号