立教大学ビジネススクール 教授 /田中 道昭
立教大学ビジネススクール 教授 /田中 道昭
投稿日2018.04.23. /週刊金融財政事情 2018年4月23日号
小売・流通に変革をもたらしてきた米インターネット通販大手のアマゾン。近年はリアル店舗への進出にとどまらず、クラウド、AI、宇宙事業などにまで事業領域を広げている。米国ではアマゾンに顧客と利益を奪われることを意味する「to be Amazoned=アマゾンされる」という言葉が生まれるほどに、その勢いを増している。本稿では、同社のサービス概要、経営戦略、収益構造と事業構造、経済全体への影響を考察した上で、今後予想される本格的な金融戦略の展開を展望する。
たなか みちあき
東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部バイスプレジデント、バンクオブアメリカ証券ストラクチャード・ファイナンス部長、ABNアムロ証券オリジネーション本部長等を歴任し、現在はマージングポイント代表取締役社長。主な著作に『アマゾンが描く2022年の世界―すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」』(PHP研究所)。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年4月23日号