日本銀行 金融市場局 企画役補佐 /八木 智美
日本銀行 金融市場局 企画役補佐 /八木 智美
投稿日2018.03.19. /週刊金融財政事情 2018年3月19日号
「インフレ率は大きく上昇しない」という予想に支えられ、低ボラティリティ・低金利の「適温相場」下で過度なリスクテイクというべき投資が積み上がっていたが、本年2月初旬の国際的な株価下落は、その巻き戻しが一部顕現化したものと言える。米欧で金融政策の正常化が進展・視野に入っていくもとでは、今回の株価下落局面で確認されたポジションの偏りや、その反動の大きさを教訓の一つとして生かすことが重要であろう。
やぎ ともみ
06年日本銀行入行。金融機構局、調査統計局、内閣府( 出向)などを経て、15 年から金融市場局にて金融市場動向全般に関する情勢判断・調査などに従事。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年3月19日号