日銀のマイナス金利政策の影響から収益力の低下が目立つ銀行決算。期末が近づき、市場関係者も気を揉み始めているが、なかでも今期、注目度が高いのがみずほFGだ。他メガに先駆け、踏み込んだリストラ策を打ち出したものの、目先では、与信関係費用の戻入れ益や株式売却益など一過性利益の計上による〝お化粧〞が目立つ。収益力で他メガとの距離が開くなか、注力してきた投資銀行業務をはじめ、海外ビジネスで成果を上げられるかが今後の行方を左右しそうだ。
日銀のマイナス金利政策の影響から収益力の低下が目立つ銀行決算。期末が近づき、市場関係者も気を揉み始めているが、なかでも今期、注目度が高いのがみずほFGだ。他メガに先駆け、踏み込んだリストラ策を打ち出したものの、目先では、与信関係費用の戻入れ益や株式売却益など一過性利益の計上による〝お化粧〞が目立つ。収益力で他メガとの距離が開くなか、注力してきた投資銀行業務をはじめ、海外ビジネスで成果を上げられるかが今後の行方を左右しそうだ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年3月19日号