新聞の盲点

「悪い金利上昇」という幽霊が顔を出す日

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米国で進む長期金利の上昇を、市場関係者の一部は財政悪化懸念が引き起こしている「悪い金利上昇」と見始めている。しかし、米景気が好調なことや長期金利が3%手前でとどまっていることから、悪い金利上昇と判断するのは早計のようだ。ただし、トランプ減税等に伴う財政悪化懸念は避けて通れないテーマ。今のところ悪い金利上昇は「出るらしい」と噂されている「幽霊」にすぎないが、米国経済の減速を示唆する指標が出るたびに、幽霊が市場を揺さぶる可能性がある。

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