特集第二の本業へ 地銀の有価証券運用

修正を迫られる債券偏重姿勢、機動的な運用戦略が不可欠に

ポートフォリオ・リバランスの高度化で経営基盤の強化を

みずほ証券 金融市場本部 シニアエグゼクティブ /三浦 哲也

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平成デフレの終焉が視野に入り、債券運用に偏重した地銀の資金運用姿勢は変化を迫られている。金融政策の正常化とともに官製相場が招いた金融市場の歪みも今後解消に向かう一方で、景気回復にもかかわらず貸出市場の収益性は引き続き低迷を余儀なくされる見通しだ。地銀はポートフォリオ・リバランスの高度化を通じて、中長期的な安定収益源を確保し、粘り強く経営基盤を強化していく必要がある。

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みうら てつや
87年4月和光証券入社。01年4月から新光証券にて債券ストラテジスト。09年にみずほ証券に合併後、金融市場調査部にてチーフマーケットアナリスト。11年4月から金融市場調査部長とチーフ債券ストラテジストを兼務。14 年4月から金融市場営業第二部長として地域金融機関ビジネスを担当。17年4月から金融市場本部シニアエグゼクティブ。日本証券アナリスト協会検定会員、公益社団法人日本証券アナリスト協会基礎教育委員会委員。