解説

人工知能の活用で法人融資審査モデルの高度化を目指す

将来的には銀行業務全般への応用も視野に

広島銀行 総合企画部 新事業開発推進室 担当課長代理 /大江 拓真 

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当行では、人工知能(AI)の将来的な銀行業務全般への活用可能性を検討するなか、2017年2月から約半年間、法人融資審査のスコアリングモデル高度化に向けた実証実験を行った。その結果、既存の融資審査モデルと比べて高い精度を実現するなど有用性が確認されるとともに、本格利用するための検討課題も得られた。今後は、法人融資審査実務への応用に向けた取組みを継続する一方、さまざまな銀行業務へのAI分析の活用に向け、共通インフラの整備も検討していきたい。

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おおえ たくま
広島県出身。01年広島大学工学部卒、広島銀行入行。営業店2カ店配属後、07年IT統括部、08年日本アイ・ビー・エム共同ソリューションサービス出向、11年IT統括部帰任を経て、16年10月から現職。Watson Summit2017、FIT2017、FISC勉強会等、講演多数。