解説

日本企業の現預金保有行動とその合理性の検証

企業価値の向上のためにも現預金を有効に活用すべき

財務省 財務総合政策研究所 総括主任研究官 /奥 愛

財務省 財務総合政策研究所 主任研究官 /橋本 逸人

財務省 財務総合政策研究所 研究員 /渡部 恵吾

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日本企業の経常利益は過去最高を記録し、現預金保有額は増加している。しかし、企業価値の向上に結びつかない現預金の積み増しは、市場からも評価されているとはいえない。企業価値の向上のための方策は数多くある。日本経済および日本企業がさらに成長するために、企業の経営者が果断に経営判断を行うことが求められる。本稿では、企業が現預金を保有していることがはたして本当に合理的な行動といえるのかどうかを検証する。

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