特集地域金融のリスク統治

金融仲介機能と健全性の両立にはRAFが不可欠

金融機関と金融庁の「深度ある対話」でもRAFが重要論点の一つに

特定非営利活動法人 日本動産鑑定 会長 /森 俊彦

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リスクアペタイトフレームワーク(RAF)はリスクガバナンスの中核であり、現在から将来に向けた時間軸を意識しつつ、取るべきリスクを明確にして持続可能なビジネスモデルを実現する仕組みだ。エコノミックキャピタルとヒューマンキャピタルを投入しながら、金融仲介機能と健全性を一体的に達成するPDCAの実践力が問われている。

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もり としひこ
79年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。信用機構局参事役(バーゼル銀行監督委員会・日本代表)、考査局参事役(上席考査役)、金沢支店長、金融機構局審議役などを経て、11年金融高度化センター長。14年から現職。16年経済産業省「ローカルベンチマーク活用戦略会議」委員、17年内閣府「知財のビジネス価値評価検討タスクフォース」委員、18年環境省「ESG金融懇談会」委員、金融庁「融資に関する検査・監督実務についての研究会」メンバー、商工中金アドバイザー、19年金融庁参与。