特集長寿化が迫る政策転換

「人生100年時代」に対応した金融サービスのあり方

資産形成の推進や資産寿命の延伸に向けて、取り組むべき政策課題は山積

金融庁 企画市場局 参事官 /佐藤 則夫

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「人生100年時代」に対応した金融サービスが求められている。所得・就労・世帯構成が多様化するなか、一人ひとりに合った金融サービスの提供や金融・非金融の垣根を越えた連携、金融商品の見える化などがより重要になっていく。長寿化を見据えたライフステージ別の金融サービスの提供も欠かせない。NISAやiDecoの制度拡充やよりきめ細かい投資家保護等を含め、資産形成の推進や資産寿命の延伸、そして経済全体の資金循環の活性化などを図っていきたい。

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さとう のりお
89年東京大学法学部卒、大蔵省入省。財務省大臣官房企画官、金融庁総務企画局企画課調査室長、信用制度参事官、企画課長等を経て、18年から現職。