特集検査マニュアル廃止後の金融モニタリング

新たな償却・引当に対する目線

本来的な融資実務の姿を問いかける検査・監督に転換

金融庁 監督局 地域金融監理官 /渡辺 公徳

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融資実務において、将来の損失を的確に見積もることが金融機関経営の健全性を確保し、金融仲介機能の発揮の裏打ちとなる。そのために、検査・監督の目線も、資産分類や償却・引当に関する金融機関の創意工夫をより進めやすくしていくものでなくてはならない。現状の実務を出発点とした今後の改善の道筋としてどのようなものが考えられるのか。ディスカッション・ペーパー(DP)などを用いて関係各所と議論を深め、環境整備を図っていく。

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わたなべ こうとく
94年東京大学法学部卒、大蔵省入省。14年金融庁市場課資産運用企画室長、15年内閣官房「まち・ひと・しごと創生本部」参事官、17年金融庁検査局企画審査課長、18年7月総合政策局地域金融監理官などを経て、18年11月から現職。