解説

地銀再編のカタリストとして期待されるアクティビスト活動

毀誉褒貶は多いが、無視できない経営改革への貢献

一橋大学大学院 経営管理研究科 客員教授 /藤田 勉

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伝統的に日本社会は、敵対的買収やアクティビスト活動に対して拒否反応が強い。しかし、毀誉褒貶の激しい村上ファンドなどのアクティビストファンドが、日本企業の経営改革に資する一定の役割を果たしてきたこともまた事実である。多くの地域銀行は成長力が低いと市場から見られ、株価水準は低空飛行のままだ。今こそ、アクティビストファンドが、日本の地銀再編(経営統合等)のカタリスト(きっかけ)になることが期待される。

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ふじた つとむ
一橋大学大学院修了、経営法博士。元シティグループ証券取締役副会長。現在、ストラテジー・アドバイザーズ社長、伊藤忠商事社外監査役ほか。06年から日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。