特集暗号資産 変革の時

暗号資産の信頼性向上に不可欠なサイバーセキュリティー対策

サプライチェーン全体での体制高度化が流出・窃取を防ぐ近道

ジェイピークリプトアイザック 代表理事 /野田 直路

ジェイピークリプトアイザック 代表理事 /佐々木 康宏

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暗号資産の信頼性を支える基盤として、サイバーセキュリティーの重要性はかつてないほど高まっている。近年、世界的に暗号資産流出事件が相次ぎ、攻撃手法も高度化・組織化が進むなか、行政・業界・専門機関の連携が欠かせない。こうした目的のため、JPCrypto-ISAC(ジェイピークリプトアイザック)が2025年1月に一般社団法人として設立された。情報共有と協働を通じ、実効性のある防御体制の確立を目指している。

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のだ なおじ
早稲田大学法学部卒。アクセンチュア等を経て15年ビットバンク入社。エンジニアからCTOを経て、25年から取締役COO(現職)。業界全体のセキュリティー向上に取り組み、JPCrypto-ISAC代表理事、自主規制団体JVCEAセキュリティ委員会委員長、JCBA DeFi部会長。

ささき やすひろ
東京工業大学大学院修了後、IT企業数社を経て17年に楽天グループ入社。楽天証券IT本部部長、フィンテック本部副本部長を歴任し、18年9月より楽天ウォレット執行役員CIO(現職)、JCBAセキュリティ・システム部会長、JPCrypto-ISAC代表理事。国内暗号資産業界のセキュリティーレベル向上に向け、多岐にわたる施策を推進中。