特集リテールで取り込む東南アジア

ファミリー層の生活に溶け込むイオン「リテール金融」の真髄

展開先の役に立つ取組みにこそ、ビジネスチャンスがある

イオンフィナンシャルサービス 常務 /万月 雅明

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当社が東南アジアを中心に事業展開しているのは10カ国。いずれもピラミッド型の人口構成となっており、これからファミリー層が増加していく国々だ。ファミリー層は消費意欲が旺盛なので、こうした国では小売り・流通業と連携したリテール金融は成功しやすい土壌がある。とりわけ武器になるのは、イオングループとともに培ってきた、お客さまとの関係づくりであり、近年展開しているプリペイドカードやポイントカードサービスも今後非常に期待できる。東南アジアをはじめとする海外でのビジネス展開で大事なことは、展開先の役に立とうとする思いであり、その国々の生活者に寄り添うことだ。今後も同じ姿勢でフロンティアを開拓していく。

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まんげつ まさあき
81年ジャスコ(現イオン)入社。07年販売促進部長、13年イオングループ中国本社GMS事業COO、15年イオンフィナンシャルサービス取締役マーケティング本部長、19年6月から取締役兼常務執行役員。