解説

新オープン勘定系システムで経営環境の変化・リスクに即応

コストを削減しつつ、フルバックアップでBCP対応も改善

肥後銀行 IT統括部 IT戦略グループ長 /永野 栄一

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

肥後銀行は2003年から運用してきた勘定系システムを全面刷新し、19年7月に新システムの稼働を開始した。日立製作所による初のオープン勘定系システムで、「経営環境の変化・リスクに即応できるシステム」をコンセプトに、経営自由度の確保やチャネル連携の柔軟性などを考慮している。東日本大震災や熊本地震の経験を踏まえてフルバックアップ構成を実現。オープン系システムと従量課金のクラウド型料金体系の採用により、ランニングコストを旧システム比で25%削減することに成功している。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

ながの えいいち
99年九州大学卒、肥後銀行入行。世安支店配属後、01年営業統括部、18年IT統括部にて次期勘定系システムPMOを経て、19年9月から現職。