解説

地域金融機関のビジネスモデルの活路を拓くオープンバンキング

銀行が顧客から必要とされ続けるための処方箋

デロイト トーマツ グループ /前田 清裕

デロイト トーマツ グループ /丸山 由太

デロイト トーマツ グループ /古山 蘭

デロイト トーマツ グループ /松本 陽香

デロイト トーマツ グループ /宮下 和浩

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持続可能なビジネスモデルの構築が急がれるなか、地域金融機関においてもデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む銀行が増えている。他方、DXという「手段」が先行し、どのようなビジネスモデルを目指すのかといった「目的」に関する議論は不足がちである。デロイトトーマツグループでは、「オープンバンキング」という新たなビジネスモデルを提唱しており、その目的を明確化したうえで、どのようなDXを図るべきかという検討を支援している。本稿では、オープンバンキングの必要性や動向などを紹介し、地域金融機関におけるオープンバンキングの適用可能性について考察する。

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まえだ きよひろ
デロイトトーマツグループ金融インダストリー執行役員パートナー。金融機関に対して、経営計画などの戦略立案、事業再編やリスク・収益管理など幅広い領域の構想策定から実行支援まで数多くのプロジェクトをリード。デジタライゼーションやオープンバンキングなど新たな銀行のあり方を提唱。

まるやま ゆうた
デロイトトーマツグループ金融インダストリーシニアマネジャー。経営戦略、規制対応、デジタライゼーションなどの構想策定から実行支援のプロジェクトに従事。

ふるやま らん
デロイトトーマツグループリサーチ&ナレッジマネジメント マネジャー。業界横断的にさまざまなテーマの調査業務に従事。

まつもと はるか
デロイトトーマツグループリサーチ&ナレッジマネジメントシニアアソシエイト。金融業界におけるさまざまなテーマの調査業務に従事。

みやした かずひろ
デロイトトーマツグループ執行役員パートナー。