エフティーエス 代表 /寺岡 雅顕
エフティーエス 代表 /寺岡 雅顕
投稿日2018.11.05. /週刊金融財政事情 2018年11月5日号
金融庁は今年6月に、金融行政の根幹ともいえる金融検査マニュアルの廃止が来春に迫る中で「ホワイトペーパー」「ディスカッションペーパー」を立て続けに公開し、金融行政のパラダイムシフトをあらためて明確にアナウンスした。しかし一方で、いまだに金融検査マニュアル廃止の意義を誤って受け止めている金融機関もあるようだ。そこで本稿では、この間の金融行政を概括すると同時に、金融検査マニュアル廃止という新たなパラダイムシフトに備えるための着眼点・方向性、陥りやすいわなについて解説する。
てらおか まさあき
慶応義塾大学経済学部卒。広島銀行入行、融資企画部を最後に独立。エフティーエス(地銀協、全信協他金融機関他より研修受託)を設立。オクトフォースマネジメント相談役を兼務。編著書に『ベテラン融資マンの知恵袋、渉外術、事業性評価』『事業性評価力養成講座全3巻』(銀行研修社)。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年11月5日号