解説

「金融検査マニュアル廃止」の思わぬ落とし穴に気を付けよ

形式主義を脱し、自ら答えを導き出す時代に

エフティーエス 代表 /寺岡 雅顕

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金融庁は今年6月に、金融行政の根幹ともいえる金融検査マニュアルの廃止が来春に迫る中で「ホワイトペーパー」「ディスカッションペーパー」を立て続けに公開し、金融行政のパラダイムシフトをあらためて明確にアナウンスした。しかし一方で、いまだに金融検査マニュアル廃止の意義を誤って受け止めている金融機関もあるようだ。そこで本稿では、この間の金融行政を概括すると同時に、金融検査マニュアル廃止という新たなパラダイムシフトに備えるための着眼点・方向性、陥りやすいわなについて解説する。

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てらおか まさあき
慶応義塾大学経済学部卒。広島銀行入行、融資企画部を最後に独立。エフティーエス(地銀協、全信協他金融機関他より研修受託)を設立。オクトフォースマネジメント相談役を兼務。編著書に『ベテラン融資マンの知恵袋、渉外術、事業性評価』『事業性評価力養成講座全3巻』(銀行研修社)。