解説

地銀の有価証券運用とリスクアペタイトフレームワーク

運用会社の取組みを参考に高度化を図れ

オールニッポン・アセットマネジメント 常務 /永野 竜樹

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グローバルな金融機関を中心に、リスクアペタイトフレームワーク(RAF)の構築が進んでいる。これは地域銀行にとっても他人事ではない。特に有価証券運用の分野において、経営体力を把握したうえでリターンの最大化を目指すには、リスクガバナンスの高度化を図ることが喫緊の課題となる。金融庁もRAFの活用を通じたリスクガバナンスの発揮に言及している。その際には、運用会社などの取組みが参考になるはずだ。

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ながの たつき
83年慶應義塾大学商学部卒業、中央信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。独立系運用会社を経て16年から現職。米国コロンビア大学経営学修士。