解説

リスクアペタイトフレームワークを活用した地銀経営の変革

生き残りの処方箋を策定するツールとしてのRAFの有用性

みずほ総合研究所 社長 /高橋 秀行

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地域銀行の経営環境は、一段と厳しさを増している。「持続可能なビジネスモデルの構築」は喫緊の課題だが、苦境を打開する道筋はなかなか見えてこない。その処方箋を考えるうえで有用なツールとなりうるのが「リスクアペタイトフレームワーク(RAF)」である。本稿では、RAFを活用し、目指すべき収益構造とキャピタルアロケーションとの整合性を取りながら、ビジネスモデルの抜本的転換を図るためのプロセスを提示したい。

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たかはし ひであき
80年東京大学法学部卒。ITシステム企画、財務企画、経営企画などに従事した後、みずほフィナンシャルグループ取締役副社長(CFO)、取締役会副議長・監査委員長等を経て、17年6月から現職。